廃車の思い出

一番末っ子の弟が成人したのをきっかけに、新車を購入しました。弟は18歳になってから免許をすぐにとったのですが、初心者という事で古い車を乗っていました。ようやく弟も車の運転に慣れてきたので、ようやく新しい車に乗り換える事ができます。

今まで家族全員で使っていた車は、もうかれこれ15年以上頑張ってくれました。メンテナンスをこまめにすればもう少し乗れそうなのですが、トラブルを起こしてからでは遅いという事で、古い車は廃車にする事になりました。
私が学生の頃、親がその車に乗って学校まで送り迎えを毎日してくれました。その思い出がいっぱいつまった車を廃車にすると親が言った時は少し胸が切なくなりました。
私以上に悲しんだのは母です。古い車を一番使っていたのが母なので、ずっと廃車にしていいものかどうか悩んでいました。私たち兄弟の成長とともに、その車も思い出の一部として残っていたからでしょう。

古い車を引き渡す際にお店の方から、せっかくですから記念にみなさんで写真を撮りましょう。と気遣ってくれ、古い車と私たち家族が一緒に写った写真を撮って貰いました。なんだか家族の一員のようです。
メーカーに廃車をお願いし、工場での廃車作業という事で、実際にその場面を見る事は出来ませんでした。けれど、思い出がいっぱいつまった車が目の前で廃車になるのを見たら、きっといてもたってもいられなかったかもしれないので、それで良かったのかもしれません。

15年お疲れ様でした。今までありがとう。廃車した古い車に心からお礼を言いたいです。